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さあ、
今日はどのお話にする?
常冬の街ミヨゾティにたどり着いたうさぎ座
真白い雪しか知らない子どもたちの願いは
絵本でしか知らない花を見ることでした
『それでは 僕が流れ星となって みんなの願いを叶えましょう』
流れ星となったうさぎ座は地表に降りて雪をあつめ花をつくりました
初めての花に喜んで 口々にお礼をいう子どもたちにひとつ頷くと
うさぎ座は雪に溶けるようにして消えてしまいました
ひとつの星が叶えられる願いはひとつだけ
願いを叶えた星は消えるのが定めでした
子どもたちはうさぎ座を忘れないよう
花咲く場所の中心に雪うさぎをつくりました
不思議なことに雪うさぎは溶けることなく
ずっと子どもたちと花を見守っていきました
ゆきうさぎ
街の
ミ
ヨ
ゾ
テ
ィの
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